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陸自13旅団の合言葉「百万一心」 広島・安芸区の妹尾さんが師に揮毫依頼

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陸自13旅団の合言葉「百万一心」 広島・安芸区の妹尾さんが師に揮毫依頼

 広島市の土砂災害で、24時間体制で行方不明者の捜索と復旧活動を続けた陸上自衛隊に感動した広島市安芸区の書道教室主宰、妹尾小禾(せのお・しょうか)(本名・閑(しずか))さんが第13旅団(海田町)の合言葉「百万一心」の書を、長年師事してきた日展の重鎮、尾崎邑鵬(おざき・ゆうほう)さん(大阪府)に依頼し、15日に妹尾さん方で書のお披露目会を開いた。

 妹尾さんは55年前から書道とそろばんの教室を開き、多くの教え子を育ててきた。現在も同区中野東の自宅で書道を指導している。今年、55周年を迎えることから、記念に40年間師事してきた尾崎さんに書の揮毫(きごう)を依頼した。

 「どんな言葉がよいか」と考えていたところ、8月30日に産経新聞に掲載された自衛隊の活動を伝える記事を目にした。「百万一心」の言葉を書いたステッカーをヘルメットに貼(は)った隊員たちが、被災地で心を一つにしているという内容。「百万一心」は戦国武将、毛利元就が残した言葉で、13旅団は団結して任務を遂行する教えの一つとして、伝承している。

 妹尾さんは「自衛隊の人たちは消防や警察の人と一緒に、24時間体制で手掘りで作業をしていた。『百万一心』の記事を読んで涙が出た」と感動。「尾崎先生に揮毫をお願いするつもりだったところなので、文字はこれしかないと思った」と話す。

 この日は自宅の教室で額装された書を披露し、駆けつけた教え子たちと赤飯で祝った。