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素人おばちゃん劇団 ひったくりや振り込め詐欺対策の寸劇披露 大阪

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素人おばちゃん劇団 ひったくりや振り込め詐欺対策の寸劇披露 大阪

 ひったくりや振り込め詐欺などの犯罪について、手口や防犯対策をオリジナル寸劇で披露する大阪市淀川区の女性グループ「大根座プリティオーバンズ」が人気を集めている。メンバーは地元で防犯活動に取り組んでいる「おばちゃん」たち。演劇は素人だが、「親しみやすくて分かりやすい」と好評で、全国地域安全運動(11~20日)展開中の今月は区内4カ所から出演依頼が寄せられ、大忙しだ。

 「実は私、ひったくりにあってん」。買い物用のエコバッグを手に提げて井戸端会議中の女性1人が、友達に被害を打ち明けるところから劇は始まった。

 14日に淀川区内のJR新大阪駅構内で開かれた「ひったくり防止キャンペーン」(府警淀川署、兵庫県警尼崎東署など主催)。プリティオーバンズのメンバー11人はここでひったくりについて寸劇を披露した。ひったくり被害の場面を再現したほか、被害に遭わないポイントを教え合う場面などを熱演した。

 プリティオーバンズは平成20年に結成し、メンバーは淀川防犯協会の女性会員。全員演劇は素人であることから、「大根役者」という言葉をもじり「大根座」と名付けた。座長の草積祥子さん(72)は実際にひったくり被害に遭った経験もあり、「多くの人に身近で犯罪が起きていることを知らせ、防犯意識を高めてもらいたい」と考えたのが結成のきっかけだ。

 台本は、メンバーの意見を聞きながら草積さんがまとめる。素人だが親しみやすい雰囲気が好評で、年々地域のイベントや施設などから出演依頼が増えている。最初は試行錯誤の連続だったが、現在のレパートリーは、「ひったくり」「子供の見守り」「振り込め詐欺」の3本。

 草積さんは「犯罪を減らすためには、一人一人の防犯意識が大切。おばちゃんパワーでしゃべくりまくって広げていきます」と笑顔をみせた。