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コーヒー焙煎日本一に筑西・小山さんらのチーム選出

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コーヒー焙煎日本一に筑西・小山さんらのチーム選出

 コーヒー豆の風味や特性を引き出す焙煎(ばいせん)の技術を通じて、コーヒーの味わいの日本一を競う「ローストマスターズチャンピオンシップ2014」が、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれ、筑西市とつくば市でコーヒー専門店を営む小山彰一さん(48)らのチームが優勝した。小山さんは「今も本当かなという気持ちでいる」と驚きながら、「コーヒー焙煎日本一」の称号を喜んでいる。

 競技会は9月下旬、全国から集まった「焙煎人」46人を地域別に6チームに編成して開催。共通の素材として事前に配られたコーヒー豆「エチオピア・イルガチェフェ・コチェレ」の焙煎具合に各チームが試行錯誤を重ね、競技会当日は豆から抽出したコーヒーを試飲した一般審査員の得票数で頂点が争われた。

 小山さんと群馬、東京などの焙煎業者ら計7人でつくる「関東A」チームは、豆の特徴的な香りを生かそうと酸味を前面に打ち出し、「クリーンな酸味と甘味が、上質な玉露を思わせる風味」と高く評価され、栄冠に輝いた。

 小山さんは「(焙煎を)チームで進める中で、いろいろな味を知った」と競技会を振り返り、「何が正しいというものはなく、おいしいと思えば、それがおいしいコーヒーだと思う。幅広い味をつくり出したい」と、焙煎技術のさらなる進化に意欲を燃やしている。

 小山さんは筑西市(旧下館市)出身。茨城大を卒業後、劇団員を経て俳優としてドラマなどで活躍したが、35歳のときに帰郷。俳優を辞め、以前から好きだったコーヒー店を開こうと焙煎所などに通って技術を習った。

 平成18年、筑西市内に自家焙煎コーヒーの専門店「太陽と月の珈琲」を開店。5年後、つくば市にも開店し、妻の亜希子さん(39)と二人三脚で切り盛りしている。