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伝統の「台場差し」披露 兵庫・姫路の飾磨祭り

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伝統の「台場差し」披露 兵庫・姫路の飾磨祭り

浜の宮天満秋季例大祭で行われた恒例の台場差し=姫路市飾磨区須加

 播州地域の秋祭りの始まりを告げる姫路市飾磨区の浜の宮天満宮と恵美酒宮(えびすのみや)天満神社の秋季例大祭が8日、宵宮を迎えた。各地区の氏子らは締め込み姿で市指定重要無形民俗文化財の「台場差し」「台場練り」を披露。訪れた多くの見物客を沸かせていた。

 「飾磨祭り」で知られる浜の宮天満宮などの秋季例大祭は五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う神事として江戸時代に始まったとされ、毎年10月8、9日に営まれている。

 この日、浜の宮天満宮では正午過ぎから屋台が続々と宮入り。須加、宮、天神、西細江の4地区の練り子らが重さ1トンを超える屋台を高く差し上げて手を離し、泥台(台場)の下にいる男衆だけで屋台を支える「台場差し」を演じた。24人の男衆が懸命に屋台を支えるなか、周りの練り子らが「サイテバチョーサー」のかけ声ではやし立てると、見物人からも大きな拍手が送られていた。

 姫路市西庄の無職、吉岡毅郎さん(63)は「飾磨のお祭りを見ると秋が来た実感がわく」と話していた。

 飾磨祭りでは9日の本宮も、それぞれの境内などで「台場差し」や「台場練り」が披露される。