産経ニュース

松戸に汚染ごみ焼却灰保管施設完成 年内にも野積み解消へ 千葉

地方 地方

記事詳細

更新


松戸に汚染ごみ焼却灰保管施設完成 年内にも野積み解消へ 千葉

 東京電力福島第1原発事故で放射性物資に汚染されたごみ焼却灰を屋外保管している松戸市の「クリーンセンター」(同市高柳新田)に保管用の建屋が完成し、7日、焼却灰の運び込みが始まった。年内には屋外での野積み保管が解消する見通し。

 同センターでは事故後の平成23年7月から、焼却灰の汚染が国の基準値(1キロ当たり8千ベクレル)を超えるようになり、運び出しができなくなった。

 現在は基準値を下回っているが、これまでに約924トンの基準値超焼却灰が発生。このうち約52トンを県の手賀沼終末処理場(我孫子市、印西市)で保管。残りを同センターの駐車場で保管していた。同センターでは焼却灰が袋詰め(1袋約600キロ)にされ、約90トン分はコンクリートボックスに収められているが、大半は積み上げられてブルーシートがかけられた野積み状態が続いていた。

 完成した建屋は鉄骨、鋼板外壁の平屋で、焼却灰が屋外保管されている駐車場に隣接している。

 面積は約1117平方メートルで、天井の高さは最高6メートル。

 7日は午前10時すぎから移送作業が行われ、フォークリフトを使って50メートルほど離れた駐車場から建屋内に次々と運び込まれた。作業員は防護マスクをつけて移送に当たった。遅くとも12月末までに屋外保管分の全てを建屋内に運ぶ。

 手賀沼終末処理場の約52トンの保管期限は来年3月末。ここから県内の最終処分場に移送される計画だが、進展していないことから松戸市への「一時持ち帰り」が濃厚な情勢。市は今回完成した建屋での保管を検討している。