産経ニュース

さらに乳児1遺体 「生活苦で育てられず」 静岡・下田

地方 地方

記事詳細

更新


さらに乳児1遺体 「生活苦で育てられず」 静岡・下田

 下田市高馬の自宅に乳児の遺体を遺棄したとして、この家に住むアルバイト店員、高野愛(いつみ)容疑者(28)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、下田署は3日、現場検証中に別の乳児の遺体が発見されたと発表した。高野容疑者は4日午前、1人目について死体遺棄の罪で静岡地検沼津支部に送検され、「1人目は1年ほど前に生んだ。生活が苦しく育てられなかった」などと供述しているという。また、同日行われた司法解剖の結果、2人目の遺体は女児と判明した。目立った外傷はなく、死因は不明だった。

 高野容疑者の自宅があるのは、下田市内の中心部から約2キロ北の稲生沢川沿いの住宅街。自宅の裏手には家電製品などのごみとともに、チャイルドシートや三輪車が雑然と置かれていた。同署によると、女児の遺体は口を縛ったごみ袋に入れられ、プラスチック製の衣装ケースの中に入っていたという。

 近所に住む無職の女性(79)は「2人目が見つかったと聞いて驚いた。まさかこんなことになるなんて」と絶句。女性によると、高野容疑者は3、4年前に引っ越してきた。自宅の周辺ではよく高野容疑者の子供たちが遊んでおり、小学校高学年くらいの男の子が家に入れてもらえず、「ママ開けてよ」と家の外で泣いていたこともあったという。昼間は市内のファミリーレストランで働いており、女性は「借家の家賃は月7万円程度だと聞いた。アルバイトの収入で子供3人を育てるのは大変だったのでは」と話した。

 また、引っ越し当日にあいさつしたという主婦(75)は「3年ほど前に、あの家で赤ちゃんの容体が悪くなり、救急車に運ばれたこともあった。子供たちが気の毒だ」と話していた。