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浜松城に「400年前の石垣」確認 絵図とピタリ、威容物語る

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浜松城に「400年前の石垣」確認 絵図とピタリ、威容物語る

中央部の石垣が新たに見つかった400年前のもの。右側の石垣は昭和30年代につくられたもの=1日午後、静岡県浜松市の浜松城跡

 浜松城跡(静岡県浜松市中区元城町)で行われていた発掘調査により、400年前に建造されたと推定される巨大な石垣が見つかった。当時の威容を物語るように石が組まれたままの状態で残っており、保存状態は極めて良好。コンクリートなどで上から覆われていたためこれまで存在が確認できなかったが、位置は当時の絵図とぴたりと一致している。市では「出世城とも言われる浜松城の構造解明につながる重要な発見だ」としている。

 浜松城跡の発掘調査は、平成21年から本格的に始まった。今年9月からの第12次調査では、当時は武器庫として使われていた櫓(やぐら)があったとされる城跡南東部の擁壁2カ所を試掘。すると、石とコンクリートで覆われた擁壁の内部に、当時の状態をほぼそのまま残した石垣が現れた。

 残存していたのは高さ1~2・3メートルほどだが、作られた当時の石垣は幅12メートル、高さ約3メートルの巨大な構造物だったようだ。