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認定こども園開設へ 文京区、国立大に委託 全国初 東京

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認定こども園開設へ 文京区、国立大に委託 全国初 東京

 文京区とお茶の水女子大学は29日、平成28年4月から区立の「お茶の水女子大学認定こども園」(仮称)を同区大塚の大学敷地内に開設すると発表した。認可保育所に幼稚園機能を備えた施設で、区は同大に業務全般を委託する。

 区と大学によると、国立大学法人が自治体と連携してこども園を開設するのは全国初。同日、子育て支援推進の基本協定を結んだ。

 開設するこども園は、保育園の定員が60人、幼稚園は33人の計93人。鉄筋2階建ての園舎(約450平方メートル)を南門付近に新築し、園庭などは認可保育所の設置基準に準ずる。27年11月に園児を募集する。

 同大は、地域の幼児を受け入れる付属幼稚園(定員160人)と、学生や教職員向けの事業所内保育所(23人)を運営中。幼保一体化した認定こども園制度にも関心を寄せていたが、法の定めで国立大学法人は設置者にはなれなかった。

 一方、区の待機児童は今年4月時点で104人で、保育サービス拡充が課題だが、土地や建物の確保が困難だった。今回、大学が用地を無償提供し、区が年1億3500万円の運営費を支出することで合意。同区初の認定こども園となる。

 羽入(はにゅう)佐和子学長は「どんな就学前教育が、遊びながら学ぶ子供の主体性を伸ばすのか研究したい」。成沢広修(ひろのぶ)区長は「質の高い保育サービスを提供して待機児童解消を図るとともに、大学の教育研究活動の成果を社会に還元してほしい」と期待を語った。