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小泉政務官が養父市視察 兵庫

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小泉政務官が養父市視察 兵庫

棚田を視察する小泉進次郎政務官(中央)=養父市大屋町

 小泉進次郎・内閣府政務官が22日、政府の国家戦略特区で農業特区に指定された養父市を視察した。記者会見などで小泉氏は「養父市の試みは特区の成否がかかっている」と述べ、市の今後の取り組みを注目するとともに、「(政府としても)具体的な相談、支援をしたい。特区の先頭を走るランナーにしたい」として支援を約束した。

 小泉氏は、シルバー人材センターの会員が棚田で稲作をしている「おおや農村公園」を視察。60歳以上の会員の就労時間が「週20時間以内」に限定されている現状について、「働きたい高齢者が制約されている。20時間の壁を破壊したい」と主張。養父市を「高齢化社会改革特区」として改革していく提案をした。

 広瀬栄市長が取り組んでいる「元気な高齢者が働きやすい環境づくり」を意識した発言で、特区の新たな規制緩和の追加提案として注目される。また小泉氏は「養父市は高齢化社会に対する新しい定義を見せてくれる」と評価した。

 小泉氏は29日開会する臨時国会を控え、「シルバー人材センターの案件を含め、スピード感をもってやっていく」と述べ、特区事業の推進に意欲をみせた。さらに今後、特区事業を加速させるため、支援チームの設置を具体的に進めていく方針を示した。

 農業特区指定後、菅義偉官房長官が7月5日、養父市を視察。同23日には区域会議の初会合が開かれ、市農業委員会が持つ農地売買などの許可権限を市に移す事業案に合意した。

 さらに9月9日に開かれた政府の国家戦略特区諮問会議で、養父市の事業計画が第1号として認定。農業へ企業などの新規参入を促し、中山間地の活性化を目指す取り組みが本格的にスタートした。

 小泉氏は第2次安倍改造内閣で、内閣府大臣政務官・復興大臣政務官として留任。石破茂・地方創生担当相のもとで国家戦略特区を担当している。