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広島土砂災害 農林水産被害16億円超 安佐北、安佐南区に集中

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広島土砂災害 農林水産被害16億円超 安佐北、安佐南区に集中

 広島市に土砂災害をもたらした8月19日から20日にかけての豪雨による県内の農林水産被害額は16億7千万円を超えることが17日、県議会農林水産委員会で報告された。16日現在の被害額で、ほとんどが同市安佐北区と安佐南区に集中している。

 県のまとめによると、水路やため池、農道といった農業用施設と農地の被害が大きく、被害額の大半を占める。農業用施設は128カ所で崩れ、復旧費は7億5500万円。農地は330カ所で土砂の流入や畦の崩壊などがあり、復旧に7億3300万円かかると見込まれる。どちらも、広島市の被害がほとんどで、それ以外では農業用施設が安芸高田市で1カ所(被害額500万円)、農地は同市で10カ所(同3300万円)の被害があった。

 農作物の被害が上がっているのは広島市だけで、ほとんどが安佐北区と安佐南区。16日現在で判明しているのは、水稲やコマツナなど28・1ヘクタール分、約5800万円。うち安佐北区は18・6ヘクタール、約1700万円、安佐南区は9・5ヘクタール、約4100万円となっている。

 林業関係では、林道が広島市で39カ所、安芸高田市で5カ所被害を受け、復旧費は総計で約1億円。造林地は広島市で約33・5ヘクタール崩れ約1千万円の復旧費が見込まれる。水産業では、広島市にあるコイの養殖場1カ所で護岸が崩れ、復旧に1千万円かかるとしている。