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滋賀県内の空襲に新見解 長浜北星高教諭、米軍資料分析し本出版

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滋賀県内の空襲に新見解 長浜北星高教諭、米軍資料分析し本出版

 県内での太平洋戦争の実態について、県立長浜北星高校の水谷孝信教諭が調査・研究を進め、一冊の著作にまとめた。「本土決戦と滋賀 空襲・予科練・比叡山『桜花』基地」として20日、彦根市のサンライズ出版から発売される。これまで確認されていなかった米原駅の空襲を明記するなど、米軍資料の分析などに基づく新たな見解が盛り込まれている。

 水谷教諭は、県内での戦争実態について研究を手がけ、過去に著書もある。今回は、公開されている米軍資料を丹念に読み解くなどして、新見解をまとめた。

 旧米原町史では「空爆があったとする記録はない」としているが、水谷教諭は「米原の円形機関車庫と線路、蒸気機関車にロケット弾が命中」と米軍資料に記載があることを紹介。住民の証言も複数収録した。

 また、大津市史などでは、同市別所の陸軍少年飛行兵学校が受けた空襲は昭和20年7月30日午後3時半ごろとしているが、水谷教諭は米軍資料などから「昼ごろだった」とした。

 B6判、240ページで1冊1800円(税別)。県内の書店などで販売し、郵送も可能。問い合わせはサンライズ出版(電)0749・22・0627。

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