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杉良太郎さん“吟味”「南あわじ良太郎西瓜」5個を認定 兵庫

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杉良太郎さん“吟味”「南あわじ良太郎西瓜」5個を認定 兵庫

 俳優・杉良太郎さんが希望する「昔ながらの味」を目指して、農家などが栽培したスイカの品評会が21日、南あわじ市八木養宜上の観光施設「淡路ファームパーク イングランドの丘」で実施された。審査の結果、同市榎列大榎列の農業、太田啓子さん(58)のスイカなど計5個が「南あわじ良太郎西瓜(すいか)」に認定された。

 父親が旧三原町(現・南あわじ市)出身の杉さんは、子供の頃、トラックで売りにきたスイカをよく食べたという。このため、「香り豊かで滑らかな食感のスイカをよみがえらせよう」と、タマネギに次ぐ淡路島の新名産品づくりを発案。平成23年、同市の中田勝久市長にスイカの開発を呼びかけ、同市が進めてきた。3年目の取り組み。

 今年の品種は、直径約30センチの実をつける大玉の「富研号復刻版」と、小玉の「ひとりじめHM」が選ばれた。また、栽培法はスイカ本来の味が出るとされることから、種から育てる「実生苗(みしょうなえ)」が採用された。同市内の農家や同施設などから約65人が栽培し、出品した。

 この日の品評会では、杉さんや中田市長ら4人の審査員が2種類約30個のスイカを試食した。杉さんは香りの復活にこだわりを見せ、「今回も香りがなかった。昔の肥料に近いものを作り、スイカに適した土壌を作ることにかかっている」と指摘。認定は出したものの「厳しさの中に、将来の夢や希望があるんです」と述べ、次回以降の奮起に期待を寄せた。

 今回の挑戦で初めて認定された太田さんは、小玉の「ひとりじめ」を栽培。毎日畑に通ってスイカの生育状況を確認したといい、「子供を育てるようだったので、努力が実ってうれしい」と語った。

 このほか、吉備国際大学地域創成農学部(大玉)、イングランドの丘(同)、長尾文夫さん(小玉)、柏木ひろこさん(同)のスイカがそれぞれ認定された。