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日本産ワイン初の快挙 「キュヴェ三澤」国際コンクール金賞 山梨

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日本産ワイン初の快挙 「キュヴェ三澤」国際コンクール金賞 山梨

 甲州市勝沼町のワイナリー「中央葡萄(ぶどう)酒」(三澤茂計社長)の甲州種ワイン「キュヴェ三澤 明野甲州2013」が、英ロンドンで開催された国際ワインコンクール「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2014」で金賞を受賞した。日本産ワインとしては同コンクール史上最高位の快挙。

 同コンクールは、英国のワイン専門誌「デキャンター」が主催。世界最大級のコンクールとして知られ、ワイン市場に大きな影響力を持つといわれる。今年は各国から1万5007銘柄が出品され、このうち454銘柄が金賞を受賞。「キュヴェ三澤 明野甲州2013」はさらに特別賞「リージョナルトロフィー」にも輝いた。

 「キュヴェ三澤 明野甲州」は、中央葡萄酒が北杜市明野町に持つ自社畑の三澤農場で、垣根栽培する甲州種ブドウから醸造。垣根栽培は、甲州種の伝統的な育て方である棚栽培に比べ、葉が重なりにくく日光が当たりやすい、ブドウの房が少なくなり実に養分が行き渡りやすいといった利点がある。平成4年から研究を始めたが、凝縮した味を引き出せず、8年に断念。17年に再び栽培に挑み、21(2009)年産で初めて製品化し、研鑚(けんさん)を重ねて今回の受賞につながった。

 審査員からは「かわいらしい白い花の香り」「酸味が良い」「余韻が長い」と高評価を得た。三澤社長は「受賞により日本を代表する甲州種ワインを世界に知ってもらえることは喜ばしい。今後も品質を高める努力を続けたい」としている。