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琴電社長に真鍋康正氏 「信頼関係の構築を」 香川

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琴電社長に真鍋康正氏 「信頼関係の構築を」 香川

 高松琴平電気鉄道(高松市)は18日に開いた株主総会後の取締役会で、真鍋康彦社長(76)が代表権のある会長に退き、後任に長男で取締役の真鍋康正氏(37)が就任したと発表した。

 同社は子会社の旧コトデンそごうの経営破綻をきっかけに経営が悪化。平成13年に民事再生法適用を申請したが、17年に再生計画を終え、その後、経営は安定した。高松天満屋が撤退したコトデン瓦町ビルのグランドオープンを来春に控え、事業発展のためには若返りが必要と判断した。

 前社長の康彦氏は民事再生法適用申請後の14年、香川日産自動車社長から地元財界に推される形で琴電の社長に就任。経営再建のため、ICカード「イルカ」の導入や、マスコットキャラクター「ことちゃん」「ことみちゃん」を誕生させるなど企業イメージを一新、経営を安定に導いた。

 真鍋新社長は平成11年に一橋大経済学部を卒業、デトロイト・トーマツ・コンサルティングなどを経て末21年7月、管理本部部長として入社。翌年6月に取締役となり、23年の開業100周年記念写真集の発行などに尽力。コトデン瓦町ビルの再建では、管理業務契約の締結など、中心となって準備を進めてきた。

 真鍋社長は「安全・安定輸送、満足いただけるサービス、イルカ(ICカード)などを活用した利便性向上、駅および駅周辺のにぎわいづくりなど、さまざまな取り組みを通じて、信頼関係の構築に注力したい」と話した。