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本庄市の「旧配水塔」お色直し 改修工事が終了 埼玉

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本庄市の「旧配水塔」お色直し 改修工事が終了 埼玉

 老朽化し、傷みがひどかった本庄市の国登録有形文化財「児玉町旧配水塔」で、塔の保存改修工事が終わり、建設当時の姿を取り戻している。

 旧配水塔は昭和6年に建造。鉄筋コンクリート造で高さ17・7メートル、内径6・4メートル。上半分が貯水槽、下部がポンプ室で、旧児玉町の市街地に自然流下方式で1日最大500立方メートルの水道水を給水していた。高圧ポンプによる配水が進み、同30年に役割を終えた。

 県内の配水塔としては最古で、唯一の塔型。地域のシンボルとして親しまれ、平成12年に国登録有形文化財に登録されている。

 しかし、老朽化により、外壁のモルタルが剥離(はくり)するなど危険性が高まり、鉄製の手すりや窓枠などもさびが目立っていた。

 このため、同市は1月から改修と塗装工事に着手し、旧配水塔は前扉や手すり、窓枠などを建設当時の水色に塗り替え、円柱形の塔もお色直しをした。

 同市文化財保護課は「大切に保存し、後世に伝えたい。今後はイベントなどで内部のポンプ室の公開も検討していきたい」としている。