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「大樹が倒れた思い」 西田さん死去、業績しのぶ 愛媛

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「大樹が倒れた思い」 西田さん死去、業績しのぶ 愛媛

 自治相を2度務めるなど、中央政界でも存在感を示した愛媛県選出の元衆院議員、西田司さん。9日、大洲市内の病院で85歳で亡くなった。政界引退後は表舞台から身を引いていたが、突然の訃報(ふほう)に県内のゆかりの人たちは「本当に味のある人だった」と、故人をしのんでいた。

 西田さんは旧長浜町長などを経て、昭和51年に旧愛媛3区で初当選。以来、当選8回を数え、国土庁長官や自治相などを務めた。平成15年に政界を引退。以後は政治の表舞台を離れ、大株主でもあった建設会社の経営からも身を引いていた。関係者によると、最近は同市内の病院にかかりながら自宅で過ごす生活を送っていたという。

 突然の訃報に県内ゆかりの人たちも故人の人柄をしのんだ。加戸守行・前知事は「西田さんの支援なしでは加戸県政は存在しなかった。南予への高速道路の延伸では本当に尽力していただいた。愛媛にとっては大樹が倒れたような思いだ」と話した。

 中村時広知事は「いぶし銀のようなタイプの政治家。味のある人だった。県の発展に相当貢献しているのに表に出ようとしなかった。松山市長に就任した直後はアドバイスもいただいた」と思い出を語った。