産経ニュース

中禅寺湖、マス持ち帰り解禁されず トラウトから基準値超セシウム 栃木

地方 地方

記事詳細

更新


中禅寺湖、マス持ち帰り解禁されず トラウトから基準値超セシウム 栃木

 県は24日、魚類の放射性物質検査で日光市の中禅寺湖で捕れたブラウントラウトから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える同240ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 県生産振興課によると、中禅寺湖の魚類の検査結果公表は今年初めて。ヒメマスは同100ベクレル、ニジマスは測定できなかった。今回の検査結果により、ブラウントラウトとヒメマス、ニジマスの3魚種の持ち帰りは解禁されない。中禅寺湖釣りの代名詞ともいえるヒメマスは昨秋、100ベクレルを下回り、今季は3シーズンぶりの本格解禁が期待されていた。基準値を超えていないが、同課は「国の指針によると、安定的に基準値を下回ることが必要」としている。

 中禅寺湖は原発事故による放射性物質拡散の影響が大きく、平成24年以降、ワカサギを除く全魚種の持ち帰りができず、釣りはキャッチアンドリリースに限られている。今季の遊漁は今月1日に岸釣り、20日に船釣りが始まっている。

 一方、栃木市大光寺町の思川で捕れたアユは放射性セシウムが検出されなかった。これにより、思川下流のアユ釣りは5月18日に予定通り解禁される見込みとなった。県内でのアユ釣り解禁は今季初めて。

 また、野生山菜のモニタリング検査では、高根沢町で採れたコシアブラから基準値を超える同240ベクレルの放射性セシウムを検出。県は同町にコシアブラ(野生)の出荷自粛と採取の注意喚起を要請した。