マイカー使い有償運送 交通弱者対策 山梨県、年内に指針策定 - 産経ニュース

マイカー使い有償運送 交通弱者対策 山梨県、年内に指針策定

 県は11日、高齢者らの交通弱者対策を進める「多分野連携・次世代型交通サービス検討会議」を開き、新たな交通サービスに関する指針案を示した。
 年内に策定を目指す指針には、バス・タクシーなど公共交通を補完する「自家用有償旅客運送」や、貨物と旅客の混載で公共交通の付加価値を高める方策などを盛り込む。
 自家用有償旅客運送は、人口の少ないエリアでNPO法人などがマイカーを使い、有償で利用者を運ぶサービス。国土交通省への登録で提供できる。
 県内では、地域で「ソンタク」と呼ばれる丹波山村などの導入事例がある。
 会議では、安全性を懸念する声も上がったが、「移動手段のない高齢者には必要だ」と導入を求める意見も出された。委員長の交通ジャーナリスト、鈴木文彦氏は会議後の取材に、「安全性の担保を示した上で指針に盛り込みたい」との考えを示した。
 一方、貨客混載は8月、富士急行の高速バス(甲府-新宿線)で、農産物の輸送を始めた。県は「ネットワーク維持のためには路線バスでも必要」(交通政策課)としており、指針に盛り込まれる方向だ。