逮捕職員610万円横領か 日高市長が陳謝、警察に被害届 埼玉 - 産経ニュース

逮捕職員610万円横領か 日高市長が陳謝、警察に被害届 埼玉

記者会見で謝罪する谷ケ崎照雄市長(左から2人目)=10日、日高市役所(飯嶋彩希撮影)
 埼玉県日高市は10日、引受人がいないため、遺体を市役所で引き取った男性のクレジットカードで買い物をした詐欺容疑で市職員が逮捕された事件に絡み、この市職員が担当していた会計業務で計約610万円の使途不明金が判明したと明らかにした。市は同日、業務上横領の疑いで飯能署に被害届を提出した。
 逮捕されたのは日高市教育委員会生涯学習課主査、中村裕之容疑者(47)。市によると、中村容疑者は市が補助金などを拠出する「日高かわせみの里ツーデーウオーク実行委員会」など2つの外郭団体の会計事務を担当。5~8月に3回に分けて口座から計約610万円が引き出されていた。市は中村容疑者の逮捕を受け、調査をしていた。実行委の通帳の取引履歴に関する照合表などから使途不明金が判明した。
 市は、中村容疑者が引き出したかは確認中としているが、通帳と届け出印は施錠された書庫で保管され、中村容疑者は鍵を所持し、持ち出せる立場にあった。
 谷ケ崎照雄市長は10日に記者会見し「市民の信頼を重ねて失った。深くおわびする」と陳謝。中村容疑者については捜査を踏まえ、厳正に処分する方針だ。