新米パパの育児後押し 新発田市が「父子手帳」配布 新潟 - 産経ニュース

新米パパの育児後押し 新発田市が「父子手帳」配布 新潟

新発田市が作成した父子手帳
 育児への男性の参加を促そうと、新潟県新発田市は育児のノウハウや父親の体験談などを盛り込んだ「父子手帳」(B6判・25ページ)を作成し、無料で配布している。妊娠初期から父親としての自覚と責任を持って自発的に子育てに関わってもらい、パートナーの負担や不安を軽減するのが狙い。市民から問い合わせが相次ぐなど反響も上々で、既に100部以上が「新米パパ」らの手に渡った。(松崎翼)
 「炭水化物を抜くダイエットはとても危険です」「つまようじを食後に使うのはやめてください」
 同市本町の市保健センターで8月23日に行われた「すこやかマタニティー教室」。育児に意欲的な男性4人が、妊娠中のパートナーとともに保健師のアドバイスに耳を傾けた。
 ただ、男性同士の意見交換では「家事が苦手でゴミ出し以外はやったことがない」「赤ちゃんについての知識が全然ない」などと、育児に参加する自信のなさも漏れ聞こえた。
 父親たちの不安を払拭し、積極的に育児に関わってもらおうと開発されたのが父子手帳だ。市健康推進課が手帳の素案を作り、市内の父親らでつくる「しばたパパサークル」のメンバーらの意見も取り入れながら作り上げたという。
 「たくさん抱っこしてあげましょう」「トイレトレーニングは個人差が大きいので焦らずに」といった関わり方のポイントなどを、赤ちゃんの年齢別に分かりやすく紹介。妊娠初期から出産までのパートナーの支え方や、カップルが相手にそれぞれ伝えたいことを書き込み形式でやりとりできる欄も設けた。
 マタニティー教室では保健師が父子手帳の活用方法などを説明。妻とともに参加した同市の会社員、近藤勇希さん(24)は「妊娠中の妻や生まれてくる子供の体調が悪くなったときの対応が載っていれば、もっと助かる」と話していた。
 同課の清野直美係長は「父親が少しでも多く育児を手伝うことで、母親も楽しんで子育てができるようになる」と指摘し、手帳の利用を呼び掛けている。手帳は市役所2階の同課の窓口で入手できる。問い合わせは同課(電)0254・28・9211。