段ボールコンポストでゴミ減量へ 小学生が堆肥づくり挑戦 奈良 - 産経ニュース

段ボールコンポストでゴミ減量へ 小学生が堆肥づくり挑戦 奈良

 奈良市は今月、段ボールを利用し、生ごみを堆肥に変える「コンポスト」づくりを小学生に体験してもらう事業を始めた。市立全43小学校の4年生が対象で、給食で出る残飯などを堆肥化し、ごみ減量化への意識を高めることが目的。
 市リサイクル推進課によると、同市では昨年度、残飯や調理くずなどの生ごみが約1万7千トンに上った。これは家庭から出る「燃やせるごみ」の約36%を占めるという。
 段ボールコンポストは、土壌改良材のココナツピートやもみ殻くん炭を入れてかき混ぜると、土の中の微生物が生ごみを分解する仕組み。約3カ月で家庭菜園などに利用できる堆肥が作られる。
 市立富雄第三小中学校で開かれた実演講習会では、段ボールコンポストの普及に取り組むNPO法人「グリーンスポーツ奈良」の吉田征八郎理事長(74)が、仕組みや利用法を説明。段ボール箱の堆肥を触った児童らは「フワフワする」「森の香りがする」などと歓声を上げていた。
 同校小学部4年の吉川和輝君(9)は「手触りと臭いは普通の土と変わらなかった。家でも作ってみたい」。吉田理事長は「環境を大切にする心を育てるきっかけにしてもらえればうれしい」と話した。