五条大橋すっきり 地元住民らが「橋洗い」

 

 京都市内を流れる鴨川に架かる五条大橋(国道1号)で8日、橋を清掃する「橋洗い」が行われた。地元住民らが、ブラシや雑巾などで丁寧に橋の汚れを落とした。

 地元住民により親しみ、保全意識を高めてもらう目的で、公益社団法人下京納税協会などが平成27年から清掃活動を行っている。

 現在の橋は昭和34年3月に架設。1日の交通量は約6万台(平成22年)と鴨川に架かる橋の中では最も多く、平安時代に牛若丸と弁慶が五条大橋で出会ったという伝説でも知られる。

 この日はあいにくの雨の中、参加者約110人が欄干をブラシでこすって汚れを落としたり、擬宝珠(ぎぼし)を雑巾で磨いたりした。東岸上流側には橋の歴史などを紹介する案内板も設置した。

 今回で3回目の参加となる京都大農学部の留学生、モウアフォ・ボリスさん(28)は「清掃を通じて五条大橋の歴史に触れているようにも感じられ、良い取り組みだ」と話した。京都市西京区の小学1年、松本綾香さん(6)も「きれいになってうれしい」と満足そうだった。