スタンプラリーの景品増でてこ入れ 利用客減少の和歌山・日高地方の温泉協議会

 

 日高、日高川、みなべの3町に田辺市龍神村地区を加えた日高地方の温泉施設の振興を図る「ほのぼの日高“湯快”な温泉協議会」(事務局・日高川町)が、同協議会加盟の温泉施設を巡るスタンプラリーのてこ入れに乗り出した。これまで数年ごとに開催してきたが、知名度は低く、事務局職員も「担当するまで知らなかった」と話すほどで、チラシの配置先を拡大し、施設の宿泊券といった景品を増やすなどしてPRを強化している。

 日高地方の温泉は“日本三美人の湯”の1つ、龍神温泉にある「龍神温泉元湯」(田辺市龍神村龍神)など肌に良いナトリウム炭酸水素塩泉が多く、山や海を望む絶好なロケーションが魅力となっている。しかし、白浜温泉(白浜町)などに比べて知名度不足もあり、利用客は年々減少。同協議会に加盟する10施設の平成29年度の共通入浴券の売れ行きは21年度の3分の1で、30年度は過去最低ペースの売れ行きという。

 同協議会は利用客増加に向けて14年度から数年ごとに、応募用紙に各温泉設置のスタンプを押して回り、抽選で豪華景品が当たるスタンプラリーを開催してきたが、知名度不足が続き、開催のたびに応募者が減少。前回(26年度)は応募者の半数が当選するほどの“閑散”ぶりで、事務局職員も「正直に言えば担当するまで知らなかった」と話す。

 各温泉での利用客減少に危機感が募る中、今回はPRを強化してラリーを実施中だ。日高地方だけだったチラシの配置先を和歌山市や湯浅町にも拡大し、高速道路のサービスエリアでも配布。また、応募者への景品のうち、日高地方の宿泊施設のペア宿泊券などの当選者数を4人増の14人とし、景品総数も増やすなど、てこ入れした。事務局職員は「どの温泉も自然が豊かで、ゆっくりとくつろげる。なんとか少しでも利用客が増えてくれれば」と話す。

 ラリーの応募方法は、日高町、みなべ町、田辺市龍神村で各1カ所、日高川町で3カ所の温泉施設をそれぞれ訪れて入浴。応募用紙に計6カ所のスタンプを押して施設内にある応募箱に投函(とうかん)するか、施設のフロント係に手渡す。

 応募は来年2月28日まで。宿泊券のほか、クエの切り身が入った冷凍パックやミカンジュースなどの特産品セット、龍神温泉の化粧水などが当たる。問い合わせは同協議会事務局(電)0738・22・2041。