北海道地震 東北から支援「東日本大震災の恩返し」 仙台市、姉妹都市・白老町に物資と人員

 

 6日未明、北海道を襲った最大震度7の地震。東北各県は職員や消防隊員を派遣。自衛隊は物資を積み、東北電力も電力早期復旧に向け、被災地に赴いた。「東日本大震災の教訓を生かし、北海道の一日も早い復興を」「震災での支援の恩返し」。そう語り、東北を発つ職員もいた。

 仙台市は6日夕、歴史姉妹都市の白老(しらおい)町に向けてカセットコンロや水、食料などの支援物資をトラックで送った。先遣隊の職員2人も派遣。9日まで同町に滞在し、今後の職員派遣など支援ニーズを調査する。

 支援物資はカセットコンロ288台、スティックライト(小型照明)2500個、ペットボトルの水(500ミリリットル)2400本、調理不要食(レトルトカレーとご飯のセット)1400食。停電などが続くことから市が同町と相談。最終的に同町から要請があった。

 出発式で危機管理課の若生明智・危機対策調整担当課長(59)は「7年前の東日本大震災で大変お世話になった。市民を代表して恩返しの気持ちでいってきます」とあいさつ。郡和子市長の戸田安彦町長への見舞いの言葉を記した親書を携え、出発した。

 物資は県トラック協会の協力を得て輸送、岩手県宮古市から北海道室蘭行きのフェリーを経由して7日夜、同町に到着予定。職員は仙台港から6日夜のフェリーで北海道苫小牧に向け出発、7日正午ごろに同町に到着する見込み。

 白老町は安政3(1856)年に仙台藩が元陣屋を築いて以来の歴史的関係を基盤に、昭和56年に仙台市と歴史姉妹都市提携した。

 東日本大震災の際、市は同町から応急給水業務などの人的支援や、仮設トイレ3基、リンゴ約3千個、新巻きサケ2千匹などの物的支援や約2250万円の義援金も受けている。