「日本の良さ、群馬の良さ再確認」 高崎で「川瀬巴水展」17日まで

 

 近代風景版画の第一人者で、海外では葛飾北斎、歌川広重と並び称されている風景木版画家、川瀬巴水(はすい)(1883~1957年)の作品展が5日、高崎高島屋(高崎市旭町)で始まった。県内初の展示会で、群馬を題材にした8点を含む150点が紹介されている。

 巴水は、江戸時代の浮世絵版画と同様の技法で制作され、大正から昭和初期にかけて発達した木版画「大正新版画」の確立者のひとり。新版画は精密な写実力と30~40度の摺度数によるリアルさが特徴で、巴水の作品は米アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏が収集したことでも知られている。

 作品展では、絶筆となった「平泉金色堂」をはじめ、初披露となる「吾妻峡」と「上州川原湯」の水彩画2点なども展示。国際新版画協会の鈴木昇会長は「日本の良さ、群馬の良さ、日本人の感性を再確認してほしい」と話している。

 17日まで。期間中は鈴木会長らの講演も行われる。入場料は一般800円、中学生以下は無料。問い合わせは高崎高島屋(電)027・327・1111。