震災伝承、岩沼の公園で見頃のソバの花が台風で…

 

 強い勢力で4日夜から5日未明にかけて東北地方に接近した台風21号。東日本大震災の記憶を伝承する「千年希望の丘相野釜(あいのかま)公園」(岩沼市)では、園内で栽培され見頃を迎えていたソバの花が散ってしまう被害を受けた。公園の管理などをする交流センターの職員は「残念」と落胆していた。

 同公園では昨年から震災の伝承にもつながる特産品を作るためにソバの栽培を始めた。ソバ畑は4箇所で栽培面積は1万779平方メートル。昨年の収穫量は計380キロという豊作だった。ソバは市内の飲食店などで提供されていたという。

 今月初旬に白い花が見頃を迎え、同下旬から10月中旬にかけて行われる収穫に向けて意気込んでいる矢先に、台風に見舞われた。

 交流センターの鈴木晴彦さん(51)は「昨年は予想以上の収穫量があり安心していた。どのくらいの収穫が望めるか…」と不安そうに話した。同センターの高橋則子さん(51)も「順調に育ち、白い花が一面に咲き誇りとてもきれいだっただけにショック。残念」と肩を落とした。