自民党総裁選「安倍氏の他にない」 福岡県連、研修大会で気勢

 

 自民党福岡県連は4日、福岡市博多区のホテルオークラ福岡で、党員研修大会を開き、総裁選(7日告示、20日投開票)での安倍晋三首相(党総裁)支援を確認し、気勢を上げた。首相は台風21号の災害対応を優先し、福岡訪問を取りやめた。主役不在の会場には、議員や党員ら2400人が出席した。 (村上智博)

 「県連は7年前から国の政策を咀嚼(そしゃく)し、国を支えてきた。今後も安倍政権とともに私たちの地域をつくる。引き続き、首相の先見性のあるかじ取りに期待したい」。蔵内勇夫県連会長(県議)はこうあいさつした。

 福岡県は政権を支える麻生太郎副総理兼財務相(福岡8区)のおひざ元だ。

 登壇した麻生氏は、安倍首相が日本経済を立て直し、積極的な外交姿勢で世界の首脳と渡り合っていると紹介した。

 「今、首相を別の人に替えても、国際社会でそれだけの信頼を得られるとは思わない。総裁は安倍首相をおいて他にない。今月20日の私の誕生日に、当選祝いの一杯を飲みたい」と総裁選への支援を求めた。

 福岡県政界は、首相と距離を置く古賀誠元幹事長や山崎拓元副総裁らが、一定の影響力を持つ。

 また、蔵内氏が会長を務める日本獣医師会は、政府が進める規制緩和などを柱とした国家戦略特区による獣医学部新設に強く反対した。それでも、福岡県連は早々と首相支持を鮮明にした。

 総裁選では首相優位が見込まれる。県連の判断は総裁選後を見越したものだった。

 この日の大会にも、福岡選出の国会議員13人の大半が参加した。県連所属は認められてはいないが、鳩山二郎衆院議員(福岡6区、二階派)の姿もあった。

 ただ、反安倍派も黙ってはいない。石破茂元幹事長支持を公言している三原朝彦衆院議員(福岡9区、竹下派)は、13日にも北九州、福岡両市で石破氏の街頭演説を予定している。党員票を上積みし、劣勢を挽回したい考えだ。