高齢者の歩行支援機器を開発 ATCでロボットベンチャー実証実験 大阪

 

 ロボットベンチャーのATOUN(あとうん=本社・奈良市、藤本弘道社長)は、大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で歩行支援機器の実証実験を行った。機器の着用時と非着用時の心拍数などを計測して機器のアシスト機能を検証、結果は今後の実用化に向けた参考データにする。

 今回、実験したのは、モーターなどを内蔵した重さ3・4キロの筐体(きょうたい)と両膝を結ぶワイヤの伸縮を電子制御することで、着用者の動きをサポートするパワードウエア「HIMICO(ヒミコ)」。筋力や運動機能が低下した高齢者の歩行支援を目的に開発している。

 実証実験では、20~60代の被験者10人が計測器を身に着け、機器を着用した状態と着用しない状態で、それぞれATCの1階から12階までの階段を昇り降りし、データを収集した。このデータをもとに今後、さまざまな実験を継続し、来年の製品化を目指すとしている。