歳入・歳出とも過去最大 千葉市の昨年度決算 権限移譲で増大 - 産経ニュース

歳入・歳出とも過去最大 千葉市の昨年度決算 権限移譲で増大

平成29年度決算を発表する熊谷俊人市長=3日、千葉市役所(平田浩一撮影)
 千葉市は3日、平成29年度決算を発表した。一般会計の決算は歳入が4387億6300万円(前年度比8・6%増)、歳出が4349億3100万円(同9・1%増)で歳入、歳出とも過去最大規模となった。
 市では、決算額が最大規模となった要因は、教職員の人件費に関する事務事業などが県から移譲されたことが大きいとしている。権限移譲などにより、歳入では地方交付税が134億円(同38%増)、国庫支出金が733億4300万円(同13・3%増)に増えた。
 歳入から歳出と翌年度に繰り越す財源を差し引いた「実質収支」は、市税や地方消費税交付金の増収などで31億5200万円の黒字となった。
 市の借金に当たる「市債残高」は全会計で前年度から120億円減って9941億円となり、16年度以来、13年ぶりに1兆円を下回った。財政の健全性をはかる指標の一つ、「実質公債費比率」は15・8%で、前年度より1・5ポイント改善した。
 熊谷俊人市長は会見で「順調に財政健全化プランに沿った健全化ができたと思っている。ここまでの財政状況に到達することができたというのは、スタート時の財政状況を考えると、隔世の感があり、千葉市の財政が厳しいと言わなくてもいい状態まできた」と話した。