熊本城でラッセラー 青森ねぶた、二の丸広場練り歩く

 
熊本城二の丸広場を練り歩いた青森の大型ねぶた

 平成28年4月の熊本地震からの復興を願い、被災地に元気を届けようと、今年の「青森ねぶた祭」に出陣したねぶたがこのほど、復旧作業が続く熊本城の二の丸広場(熊本市)を練り歩いた。「熊本復興ねぶた」は3回目で、有志が企画した。

 高さ5・5メートルの大型の1台を含む4台のねぶたが次々と点灯し、「ハネト」と呼ばれる踊り手約50人が「ラッセラー」の掛け声で踊り始めると、観客から歓声が上がった。

 大型のねぶたの題材は「堀川夜襲」で、源義経に仕える弁慶が、源頼朝が刺客として送り込んだ土佐坊昌俊と対決する場面が描かれた。

 地震で自宅が一部損壊した熊本市の無職、渡辺静司さん(78)は「熊本のために来てくれてうれしい。ねぶたの勇ましい姿を見て元気が出た」と笑顔を見せた。青森市の会社経営、外崎玄さん(66)が「被災者に笑顔と元気を取り戻してほしい」と28年に始めた。