「いこらも~る泉佐野」が従業員用休憩室を豪華リニューアル 「人材確保につながれば」 - 産経ニュース

「いこらも~る泉佐野」が従業員用休憩室を豪華リニューアル 「人材確保につながれば」

 泉佐野市の商業施設「いこらも~る泉佐野」が従業員用の休憩室を全面的にリニューアルした。女性専用の個別ブースやマッサージチェアを設置するなどして快適性を追求。施設側は、「従業員のためのこうした場所を提供することで、年々深刻化している小売業の人材確保につながれば」と期待を寄せている。
 休憩室は広さ約330平方メートルでフリーWi-Fiを完備。相席テーブルしかなかった飲食スペースにはカウンター席を設置し、ひものれんで仕切られたブースにはリクライニングシート4台が置かれたほか、電源が取れる個別ブース10席、女性専用パウダーブース4席、ソファや足を伸ばせる畳スペースも設けられた。
 同施設によると、快適性を追求するとともに、「今の時代に適応した休憩スペースが必要ではないか」との考えから「個の時間を大切に」できる休憩室にしたかったという。
 こうした部屋をつくったのは、ほかならぬ人材確保のためだ。以前なら、大型ショッピングモールが開業する際には、1回の求人説明会で働き手は集まっていたのが、数年前から説明会を3、4回ほど実施しても人手を確保できない状況が起こっており、採用難は年々深刻化しているという。
 同施設も同様だ。新しい専門店の出店が決まったものの、開店1カ月前になって出店を断念したケースがあった。「求人募集で人が集まらずオープンしても運営できない」というのが専門店側の理由。「解約の違約金を払うことになっても出店を諦めたい」との申し出があったという。
 従業員不足で1人への負担が増加すると、サービスの低下にもつながりかねない。従業員が長く働きたいと思える環境づくりと、出店企業が採用しやすい環境づくりは「喫緊の課題」だったという。
 同施設の担当者は「『従業員の人たちがメチャ元気でる!』をテーマに取り組んだ。休憩時間を快適に過ごせることでモチベーションを高め、小売りや接客の喜びや魅力を感じてもらいたい」と話している。