船舶使い救助や輸送 首都直下地震想定し都、中央・港区と防災訓練

 
放水訓練をする消防隊員=2日、中央区

 都と中央、港両区は2日、合同総合防災訓練を実施した。午前7時ごろ、東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7・3、最大震度6強の首都直下地震が発生したとの想定で、両区の会場で船舶を利用した水難救助や帰宅困難者の輸送、水上での放水や倒壊建物からの救出訓練などが行われた。

 東京消防庁の消防艇による水上の消火訓練や、明治座の屋上でヘリコプターによる被災者の救出訓練も行われた。

 小池百合子知事は同日午前、港区の会場で放水訓練に参加した後に、東京消防庁の消防艇に乗り込み、水路で会場を移動。中央区では倒壊した建物を想定した被災者救出や消火訓練を視察した。

 訓練終了後、小池氏は2020年東京五輪・パラリンピックを控えて訪日客が増加傾向にあることなども踏まえ、「昨今の気候の不安定さをかんがみ、防災の総点検をしなければならない。強固な防災対応力を備える街を作り上げたい」と述べた。