日本遺産・日御碕や国宝・出雲大社を周遊観光 超小型EV実証事業スタート

 

 超小型電気自動車などを活用して周遊観光を楽しむ実証事業が1日、島根県出雲市の大社地区でスタートした。11月末まで3カ月間限定の事業期間、2~3時間のコース設定で自動車を貸し出し、日本遺産の日御碕や国宝の出雲大社などを巡ってもらう。

 大社地区には、大山・隠岐国立公園の一部がある。同公園は、環境省が「国立公園満喫プロジェクト」を進める全国8公園の1つであるため、出雲市などが今年4月に「満喫プロジェクト島根半島西部協議会」を設立。その取り組みの一環として、トヨタの協力を得て同社製の超小型EV「コムス」やパーソナルモビリティ「ウイングレット」を活用した周遊観光の実証事業を企画した。出雲観光協会が、事業を受託して実施する。

 コムスは、普通免許で運転できる1人乗りの超小型EVで、1回の充電で60キロ以上走行可能。ウイングレットは、バッテリーで動く1人乗りの移動支援機器で免許などは不要だが、身長や体重の制限がある。

 旧JR大社駅舎を拠点として、コムスを2時間2500円、3時間3500円で貸し出す。自由に運転したり観光ナビに従ったりして、日御碕神社や出雲日御碕灯台、出雲大社やその摂社・末社を巡ってもらう。1時間1200円で延長も可能。午後5時以降は「夕日鑑賞フリーコース」として料金が安くなる。

 また、ウイングレットは実証事業期間中の土・日曜と祝日、日御碕遊歩道で貸し出す。料金は15分間で500円。

 いずれも、問い合わせは出雲観光協会の同事業専用ダイヤル(電)080・8230・1936。