熊本城大天守の被災石垣積み直しへ石材加工 

 

 熊本市は31日、熊本地震で被害が出た熊本城天守閣の大天守で、崩れた石垣の積み直しに使う石材の加工作業を報道陣に公開した。

 市によると、大天守は地下1階、地上6階建て。土台となる石垣は高さ約5メートルで約3500個の石材で造られているが、一部が崩れて2割強の計791個を積み直さなければならなくなった。

 大きく割れたり亀裂が入ったりして再利用できない石材は約130個あり、7月から新しい石を加工する作業を始めた。現場では作業員らが、のみとハンマーで形を整えていた。加工は10月末までに終える予定。

 大天守は4~6階の外観修復が完了し、3階の作業に向けた準備が進む。隣接する小天守(地下1階、地上4階)も、修復のため9月中旬から最上階の解体作業に着手する方針。31日はクレーンで鉄骨をつり上げて足場の設置を進めた。計画では、いずれも平成33(2021)年春ごろまでに再建する。