復興と一般治安「両立させたい」 向山・福島県警新本部長着任会見

 

 〈福島〉県警の新本部長に着任した向山喜浩(むかいやま・よしひろ)警視監(51)が31日、会見し、「復興治安と一般治安を両立させながら、県の治安を良好にしていきたい」と抱負を語った。

 県内の治安について、「長期的には刑法犯の認知件数は減少している。このトレンドを維持したい」としながらも、「なりすまし詐欺や交通死亡事故など、高齢者が巻き込まれる事件事故の抑止が課題だ」との認識を示した。

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興をめぐっては「帰還困難区域の縮小と生活再建が始まっている。被災者の安全への懸念や不安を敏感に捉えたい」とし、早期に現地を視察する意向を示した。

 福島県勤務は初めて。印象として、「我慢強く粘り強いが、裏に熱い情熱を秘めた県民性と思う」とした。

 向山本部長は東大法学部を卒業後、平成元年に警察庁入庁。千葉県警刑事部長や内閣参事官などを歴任、警察庁情報通信企画課長から31日付で着任した。