自殺増える夏休み明け「子供の様子、気にかけて」 栃木県が防止キャンペーン

 

 夏休み明けに子供の自殺が増える傾向にあるとして、県は30日、宇都宮市内のショッピングセンター2カ所で、自殺防止を呼びかける啓発キャンペーンを展開した。県内では始業式を前にした男子高校生2人が27、28日に死亡、自殺とみられており、県教育委員会や学校関係者は対策強化を検討する。

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 この日のキャンペーンはアピタ宇都宮店(宇都宮市江曽島本町)、ベルモール(同市陽東)で実施。午前中、アピタ宇都宮店では、県や市保健所の担当者らと障害者や支援者の取り組みの啓発活動、とちぎナイスハート推進マスコットキャラクター「ナイチュウ」が悩み相談を受け付ける電話番号が記された啓発カード入りのポケットティッシュを買い物客に配布、子供を見守る意識を高めてもらうよう協力を訴えた。

 自殺対策白書(平成27年版)は18歳以下の自殺者は9月1日に最も多くなると分析。県障害福祉課によると、夏休みなどの長期休暇明けは生活環境は変わり、ストレスや重圧を感じるなど精神的動揺が生じやすいとしている。地域や家庭で見守りを強化することが効果的として、毎年8月末にキャンペーンを実施。県ホームページや、ナイチュウのツイッターで啓発する。

 県障害福祉課の倉金有一課長補佐は「夏休みが終わる前後、家族や周囲の大人たちにも子供の様子を見るなど協力してもらえれば」と話した。

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■主な相談窓口

▼栃木いのちの電話(宇都宮センター)

 (電)028・643・7830 (毎日、24時間対応)

▼栃木いのちの電話(足利センター)

 (電)0284・44・0783 (毎日午後3~9時)

▼こころのダイヤル

 (電)028・673・8341

 (平日午前9時~午後5時)