新潟県職員「過労死」で4人処分 知事「勤務管理を徹底する」 - 産経ニュース

新潟県職員「過労死」で4人処分 知事「勤務管理を徹底する」

 今年1月に勤務中に倒れて死亡した県教育委員会の40代の女性職員をめぐり、県は30日、平成27~29年度に高等学校教育課の課長補佐を務め、女性の上司だった50代の男性職員を戒告とするなど計4人を同日付で処分したと発表した。勤務管理を怠り、3年間の長期にわたって国の「過労死ライン」を超える時間外労働を看過したとしている。
 男性職員のほか、管理・監督責任を問い、現在の高等学校教育課長と、27~28年度の同課長で現在は県立高校の校長を務める50代の男性を文書訓戒とした。さらに総括責任者として教育長を厳重注意とした。
 県教委が設けた第三者調査委員会の推計によると、女性職員の昨年12月の時間外労働は約150時間に達し、国が労災認定の基準とする過労死ラインの月100時間を超過。第三者委が4月にまとめた1次報告書で「(死亡につながったとみられる)長時間労働の原因は業務の絶対量にある」と指摘。6月の2次報告書では「業務過剰状態が長期間見過ごされてきた可能性」があるとしていた。
 女性は1月5日に職場で倒れ、くも膜下出血と診断され、8日に死亡した。報告書では、くも膜下出血への関連が明らかな障害、既往症、病気は見当たらなかったとされた。
 花角英世知事は「3年にわたり勤務管理を怠り、大変遺憾。悲しい出来事が二度と起きないように風通しのよい職場づくりに努め、勤務管理を徹底する」とのコメントを発表した。