1軍で学んだこと 攻守で自分の甘さを実感

安田尚憲“千葉のゴジラ”への道

 今月10日に京セラドーム大阪で行われたオリックス戦で初めて1軍昇格を果たしました。地元大阪でのゲームということもあり、興奮して前日はなかなか眠ることができませんでした。球場には家族、親戚、友達もたくさん見に来てくれました。そしてデビューから3戦目の12日にプロ初ヒットを記録することができました。

 オリックスに0-2と2点をリードされて迎えた九回2死満塁。一打同点というチームにとっても大事な場面でした。

 相手は山本投手。ストレートとフォークで攻められていた中で自分はストレート狙いでした。ただ2ストライクまで追い込まれてからは直球を狙いながらもどんな球が来ても食らいついていこうと思っていました。

 今だから話せますが足がガクガク震えていました。結果としてはフォークを右前打で同点。打った瞬間は一塁手に捕られるかなあという打球でしたが、うまく抜けてくれました。自然とガッツポーズが出るほどうれしい一打でした。

 ただ結局、ヒットはこの1本だけ。1軍帯同9試合を終えた19日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)後に2軍落ちとなりました。

 1軍を体験してみていろいろなことを学んだと思います。一番はやはり1軍投手の精度の高さでしょうか。狙い目の甘い球は1打席に1球あるかないか。その1球を確実に仕留めなくてはいけないと感じました。

 今回の私は甘い球が来ても力んで仕留めきれずにファウルになったりと、まだ力の差があったと思います。

 もう一つはやはり守備の上達です。現在は三塁を守っていますが、守備面はまだまだ1軍レベルとはいえません。そうなると出番はDHか代打となり、チャンスは少なくなります。私が1軍で活躍するためには1軍首脳陣に信頼をされるぐらいに守備を磨き、使ってもらえるようにしないといけないと感じました。

 1軍帯同期間は短かったですが、とても勉強になりました。何よりも今の自分の実力がどれほどのものかということが分かったと思います。

 今は2軍で気付いた課題としっかりと向き合い取り組んでいます。そして観戦に来ていただいたファンの皆さまにも感謝をしたいです。打席で本当に大きな応援をしていただき、励みになりました。もっともっと1軍で試合に出て結果を出せるように日々、練習に取り組んでいきます。 (月1回程度掲載)