高齢者活躍事例をアジアに紹介 福岡で専門家らシンポ - 産経ニュース

高齢者活躍事例をアジアに紹介 福岡で専門家らシンポ

高齢者の社会参加の取り組みなどが紹介されたシンポジウム
 日本だけでなく、アジアで進む高齢化の課題解決を考えるシンポジウムが30日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。笹川平和財団(東京)と、NPO法人「アジアン・エイジング・ビジネスセンター」(福岡市)が共催した。 (高瀬真由子)
 シンポでは、国内外の専門家が、各国の高齢化の現状や取り組みを報告した。福岡市からの参加者は、高齢者が現役時代のスキルを生かして活動する事例や、生活の知恵や昔の遊びを子供に伝授する交流事業などを紹介した。
 福岡市社会福祉協議会の馬男木(まなぎ)幸子氏は「高齢者も地域の重要な資源の一つと考え、地域活動に一緒に取り組んでいる。高齢者にとっても、要介護状態をできる限り防ぐ介護予防につながる」と語った。
 シンポには、中国や韓国の研究者らも参加し、それぞれの国が直面している問題や対応策を報告した。両国は、日本を上回るスピードで高齢化が進むとされ、日本が得た教訓を共有することが、期待されているという。
 笹川平和財団などは今年2月、「アジア・インパクト対話」と題し、シンガポールでも同様のイベントを開いた。同財団の大野修一理事長は「福岡市は人生100年時代を見据え、高齢者活躍の取り組みを実践する日本有数の都市だ。アジアの人々と一緒に、高齢者を後押しする方法や改善策を考えたい」と述べた。