医師勧誘で違法賞与 大分・国東市民病院

 

 大分県国東市などは、同市立国東市民病院で条例の定めがないのに医師の勧誘に携わる臨時職員に違法に賞与を支払うなど、少なくとも数百万円の不適切な公金支出があったと発表した。医師同士の意見交換会の2次会費なども公費で賄っていたという。

 地方の医師不足が深刻化する中、現場で必要な医師を確保しようと判断したとみられる。適切な待遇の在り方も含め、議論を呼びそうだ。

 市などによると、医師の市民病院への勧誘などを担っていた臨時職員の60代男性は、平成27年4月に採用され、条例に定めのない年96万円の賞与を受け取っていたという。この臨時職員は医師不足を補うため、休日診療などに携わる医師二十数人を他の病院から集めていた。

 市民病院は他に、高額な交際費や病院職員の慶弔費なども公費で支払っていたという。

 市監査委員会の報告を受け、市が6月に組織した第三者委員会が調べていた。市は9月中旬までに聞き取り調査などで実態を把握し、関係者の処分などを検討する。