宮城×山形、女将50人が震災後初の交流会 訪日観光や活性化で連携 - 産経ニュース

宮城×山形、女将50人が震災後初の交流会 訪日観光や活性化で連携

 宮城県と山形県内の旅館・ホテルの女将(おかみ)らが、観光を通じた東北の未来と可能性を語る交流会「東北の可能性を語る宮城・山形おかみ交流会」が仙台市内で開かれた。「みやぎおかみ会」と「やまがた女将会」から計約50人が出席。インバウンドなどの観光が全国的に盛り上がりを見せるなか、県境を越えた連携や地域活性化について意見交換などを行った。交流会は20年以上前に2回開催されたことがあるが、東日本大震災後は初めて。(高梨美穂子)
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 28日の交流会であいさつに立った、みやぎおかみ会の阿部憲子会長は「東日本大震災から今年で8年目。震災で日本中、世界中から力をいただき、特に東北南部は力をいただいた。海外や西日本からのお客さまも増えており、地域の魅力を高めたい」と語った。
 これまでは復興に向けた目の前のことに追われてきたが、「時間とともに観光連携と広域が東北の魅力を引き出すキーワードと思うようになった」(阿部会長)。山形側とも意見が一致、開催が決まった。
 やまがた女将会の川崎礼子会長は「山形と宮城、近いけれども地域の魅力のスタイルは違う。蔵王温泉は滞在型リゾートで1週間や1カ月滞在する人もいる一方、宮城では1、2泊で食事を楽しまれることが多い」と指摘。顧客を奪い合うのではなく、互いの個性を際立たせて、それぞれ東北のオンリーワンを目指す機会にしたいという。
 交流会では仙台空港を運営する仙台国際空港の岡崎克彦営業推進部長が講演。
 同空港が民営化したことで、県境を越えた宣伝や連携がしやすくなったことなどを説明。参加者からは「飲食店の営業時間をもっと長く」などの注文もついた。
 このほか、女将らからは「冬の雪道を安全に来てもらえるよう2次交通の充実を」「東北6県の女将で他地域にキャラバンができたら」といった声が聞かれた。
 両会長は、今後は1、2年に1回の割合で交流会を開きたいとし、「東北全体に広げていきたい」と抱負を述べた。