佐野黒から揚げ、市民に好評 第3のB級グルメ期待 PR名刺作成、市長トップセールスも 栃木

 
店頭ではチラシを貼り、「佐野黒から揚げ」をPRしている=佐野市赤見町、「からあげ屋チキン坊」(川岸等撮影)

 佐野らーめん、いもフライに次ぐ第3の佐野B級グルメとして期待される鶏の唐揚げ「佐野黒から揚げ」が、市民らの間で好評だ。市内8店舗で市販されて約1カ月、ソース味の目新しさもあって、イベントで品切れ、店頭でも予想以上の売れ行きになっている。市はPR用名刺を作成し、岡部正英市長自ら市外にもトップセールスに乗り出す。(川岸等)

 黒から揚げは同市の父親グループ「パパプロe街(いーまち)佐野奉行所」が市の意向を受け、地方創生の一環で、地元の高校などの作ったソースを使用して開発。しょうゆ味が一般的なため、新奇性も手伝い、「ソース味もいける」などと評判となり、商品化されることとなった。

 ブランド化のためソース味、スパイシーなどの5項目の基準を満たした店舗に認定証を配布し、8月1日前後から市内の唐揚げ店、居酒屋など8店舗で販売。「おやつの店ぴのや」(同市若松町)では唐揚げといもフライをパックした「さのさのセット」を売り出したところ、部活動帰りの中高校生、主婦らの間で「ソース味がやみつきになる」などと受けている。女将(おかみ)の篠原さなえさん(45)は「毎日、仕込みに大忙し」とうれしい悲鳴。

 唐揚げ専門店「からあげ屋チキン坊」(同市赤見町)では今月中旬、市内最大のイベント「さの秀郷まつり」に出店し、仕込んだ分の唐揚げが閉店時間前に完売。店頭でも「子供から大人まで人気」で、足利市内の店舗でも売り出すことになった。

 予想以上の反響を受け、市は今秋のラグビー、クリケットなどのスポーツイベントでも各店舗に出店を要請。また佐野黒から揚げをPRする名刺を作成し、岡部市長らが積極的に配布することにした。岡部市長は「佐野を代表するB級グルメとして育てたい。内外に浸透するよう自ら奔走し、PRしていく」と意欲を見せている。