浜坂漁協、9年ぶり新漁船「幸栄丸」に期待 建造費6.5億円、燃費良く 兵庫 - 産経ニュース

浜坂漁協、9年ぶり新漁船「幸栄丸」に期待 建造費6.5億円、燃費良く 兵庫

浜坂漁協で9年ぶりとなる新造船「幸栄丸」=新温泉町
 新温泉町の浜坂漁協で、9年ぶりとなる新しい漁船「幸栄丸」(144トン)が完成、母港となる浜坂漁港で29日、披露された。冷凍設備の追加などが必要なため、初操業は9月中頃のイカ釣り漁を予定しており、地元では漁業振興への期待も高まっている。
 幸栄丸(全長41メートル、幅5.7メートル)は底引き網、イカ釣り漁兼用の漁船で、同漁協所属の漁船(15隻)では最大となる。建造費は約6億5千万円で、国の助成金などを活用した。
 主な特長は、従来の漁船よりも約10%燃費が良いうえ、乗組員の居住区が船体上部にあり、甲板上の作業場を密閉空間にするなど安全性を向上した。
 島根県松江市の造船所で建造され、この日、浜坂漁港に到着。さっそく、白い船体にカラフルな大漁旗を掲げた同船を地元の漁業関係者らが出迎え、お披露目を祝った。船主で同漁協組合長の川越一男さん(63)は「現在の2隻の漁船は建造から20年以上が経過し、燃費が年々悪くなっていた。そこで新造船の建造を思い立った」と話した。
 日本海では、9月から底引き網漁などが始まる。9年ぶりの新しい大型漁船に地元の期待も大きく、関係者は「新温泉町の漁業振興につながる」と喜んだ。