「山姥切国広」再展示協力要請へ 足利

 

 足利ゆかりの刀工・堀川国広の名刀「山姥切(やまんばぎり)国広」の再展示ついて、足利市の和泉聡市長は27日、刀剣の所有者に対し、早期の再展示に向けて協力要請する方針を明らかにした。

 同日、市役所を訪ねた足利商業連合会の西田孝志会長らは、和泉市長に再展示を要望。再展示要望は昨年秋に次いで2度目となる。これに対し、和泉市長は「(同連合会と)思いは寸分も違いない」と再展示に意欲をみせ、市長代理として池沢昭副市長が近く所有者に協力要請する考えを示した。

 「山姥切」は、昨年春に足利市立美術館(同市通)で展示され、刀剣ブームで盛り上がる中、“刀剣女子”ら大勢のファンの話題となった。会期中の来館者は29日間で3万7820人と同館最多。周辺地域への経済効果も大きいとして、「山姥切」の再展示に関して複数の市議も市議会で早期の実現を訴えてきたが、市側は明確な回答を避けてきた。今回、和泉市長が所有者に打診する考えを示したことから、早期の再展示の可能性が高まってきた。