プロ棋士に小学生挑戦 小山で大会、長谷部四段が参加

 

 小山市下国府塚の道の駅思川で27日、小学生の将棋大会が開かれ、県内出身者では戦後初となる将棋のプロ棋士で、同市出身の長谷部浩平四段(24)がゲストとして招かれ、参加児童を相手に指導対局を行った。

 初開催の将棋大会には約80人が参加。交流クラスと上級クラスに分かれ、腕を競い合った。また、上級クラス参加者は長谷部さんとの指導対局に参加でき、ほとんどの児童が参加。長谷部さんは飛車や角、桂馬などの駒がないハンディ戦で3人の児童と同時に対局。投了後は児童たちに勝敗のポイントや試合の進め方について、ていねいにアドバイスしていた。

 指導対局に参加した同市の小学5年、笹沼樹威(じゅい)君(11)は「どの駒を先に動かせば自分が有利になるか詳しく説明してもらった。これからも大会に積極的に出場して将棋を続けたい」と話し、「同じ小山市出身なので頑張ってほしい」と長谷部さんの活躍を願った。

 同市優先だが、市外からも参加でき、20人が出場した上級クラス優勝者は「小山市子ども名人」に認定。優勝した宇都宮市の小学6年、竹沢直希(なおき)君(12)は「決勝は相手が強く、負けてもおかしくない展開だったが、飛車を取り合った後、金が取れて逆転できた」と喜び、「奨励会入会を目指し、長谷部プロに続きたい」と気合を入れた。

 長谷部さんは、プロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグ戦で1位となり、今年4月に四段に昇格、プロ棋士となった。