松江プラバホールのシンボル「パイプオルガン」見て触って、夏休みの子供たちが探検

 

 ■演奏も体験、音の変化楽しむ

 教会などで荘厳な旋律を奏でるパイプオルガン。中四国の公共ホールで唯一、備えられている松江市総合文化センター・プラバホールで探検会が開かれた。夏休み中の親子連れらが参加し、パイプオルガンの表から裏まで、見て触って響かせて魅力を感じ取った。

 昭和60年に完成した松江市総合文化センターに設けられた、松江城の異名「千鳥」を名前に冠したプラバホール。そのシンボルとして、ドイツ・ベッケラート社製のパイプオルガンが据えられた。この楽器の魅力を知ってもらおうと、毎年この時期に探検会を開いている。今夏は16、17の両日に午前・午後の2回ずつ開き、各回約40人が参加。はじめにパイプオルガンが鳴る仕組みなどについて教わったあと、グループに分かれて探検が始まった。

 演奏者席に座った子供たちは、専属オルガニストの米山麻美さんから教わり、演奏を体験。さまざまな音色が選べる「ストップ」を操作して、音の変化を楽しんだ。オルガンの裏や下に回り、パイプに空気が送られる機構なども見学した。

 また、1階の調光室に入って調光卓を操作。ステージやパイプなどを鮮やかに彩る光の色づくりに挑戦した。3階のピンスポット室では、大きな装置を動かしてステージにスポットライトを照らす体験をした。

 島根県安来市から参加した小学2年、安藤響一君(8)と小学1年、百音さん(6)のきょうだいは「高い所からステージに光を当てるのがおもしろかった」と話していた。

 同ホールのパイプオルガンは高さ9メートル、幅8メートルの大きさで、6メートルから1センチのものまで全部で2498本のパイプが並ぶ。残響可変装置を備え、音色の残響が1・4~2・2秒と優れた音響性能を有している。同ホールの長岡慎・芸術監督は「プラバホールのパイプオルガンは、松江の大事な宝物。持ち腐れにならないよう、積極的に活用を図っていきたい」と話していた。