子育てにAI活用 熊本県が相談システム公開 来春の実用化目指す - 産経ニュース

子育てにAI活用 熊本県が相談システム公開 来春の実用化目指す

AIを活用した子育て相談のLINE画面(熊本県提供)
 熊本県と東京都内の人工知能(AI)開発会社は、AIと無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した子育て相談システムを報道陣に公開した。さまざまな想定問答を用意するため、県内の全45市町村と企業144社も協力。これらで働く子育て世代を対象に、今月から実証試験を始める。想定問答のさらなる充実を図り、早ければ来年4月の実用化を目指す。
 利用者は、LINEで県側と「友だち登録」し、質問を記したメッセージを送信。出産や育児にまつわる計約3900件の想定問答を記憶したAIは、内容を瞬時に分析して回答を返信する。疑問が解決したかどうかを最後に利用者が返すことで、自動学習機能によりAIの回答精度が高まる仕組みだ。
 県の担当職員は、県庁でスマートフォンを使って実演。「阿蘇市の予防接種」とメッセージを送ると、AIから「質問は『阿蘇市の予防接種はいつか』でよいですか」との問い合わせが届いた。担当者が「はい」と回答すると、AIは予防接種の日時に関する情報をすぐに提供した。
 県子ども未来課は「AI開発で、県のみならず県内全ての自治体や多くの地元企業が連携するのは全国初ではないか。インターネット検索より早く答えが得られるシステムにしたい」としている。