信州善光寺本尊の由来紹介、伊賀・徳永寺の「善光寺如来絵伝」修復 あす「絵解き」で解説 - 産経ニュース

信州善光寺本尊の由来紹介、伊賀・徳永寺の「善光寺如来絵伝」修復 あす「絵解き」で解説

 信州善光寺の本尊、阿弥陀仏が天竺(てんじく)から百済(くだら)を経て日本へ渡来した経緯などを表現した「善光寺如来絵伝」の修復を終えた伊賀市柘植の徳永寺で25日、絵の内容を読み解く「絵解き」が行われる。同寺の静永史範住職は「100年近く前のものだが鮮明な絵。子供からお年寄りまで多くの人に見てもらえたら」と話している。
 公開される善光寺如来絵伝は、明治時代に信州善光寺から阿弥陀仏の分身を迎えた同寺の庫裏(くり)で昨年末に見つかった。収められていた箱の裏書きから大正12年12月に寄進されたとみられる。絹地に彩色を施してあるため絵の部分に傷みはほとんどなく、台紙や軸木は京都の専門業者に依頼して修復した。
 縦約2メートル、横約1メートルの2幅に、渡来した阿弥陀仏をめぐる物部氏と蘇我氏の争いの様子や善光寺の名前の由来とされる本田善光(よしみつ)が大阪から信濃まで仏像を背負って運ぶ姿など計61コマが描かれ、信州善光寺の起源を物語風に伝えている。
 徳永寺では毎夏、法話や演奏会などを行う夏期講座を開いており、今回は絵解きを企画。絵伝に詳しい津市中河原、潮音寺の村上英俊住職を招き、各コマを大型スクリーンに写して解説する。午前11時、午後2時、3時半の3回、実施。問い合わせは同寺(電)0595・45・2250へ。