都立病院会計決算は25億円純損の見込み 29年度

 

 経営改善が課題となっている都立病院について審議する都の委員会が開かれ、平成29年度病院会計決算の全体収支は約25億円の純損失になる見込みが示された。3月に策定された「都立病院新改革実行プラン2018」に沿った経営効率化の取り組みが進められる中、委員からは赤字体質から抜け出すには人件費の見直しが欠かせないことなどが指摘された。

 29年度病院会計決算の速報値では、前年度に比べて給与費が約9億円増加。全体で約25億円の純損失になる見込みで、委員からは「人件費が赤字拡大の突出した要因になっている」との指摘が相次ぎ、病床数の規模や、それに伴う人件費のあり方についても検証する必要性があるとした。

 また、今後の都立病院の果たすべき役割として、災害対策の強化、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えた外国人患者の受け入れ環境充実、がん・難病医療への貢献に取り組むことなどを確認した。