香住高校の新寄宿舎完成 快適な生活・学習環境提供

 
完成した香住高校の「若潮寮」=香美町香住区

 県が、香美町香住区の県立香住高校の敷地内に整備していた新しい寄宿舎「若潮寮」が完成、27日に記念式典が行われる。定員90人で、海洋科学科の全生徒84人(うち女子11人)を受け入れることができ、生活、学習環境がより充実する。

 鉄筋3階建て延べ794平方メートル。45室(2人利用)があり、1階は女子用と食堂、風呂などで、2、3階は男子用。各室(約15平方メートル)は旧寮よりも広く、エアコンが設置されている。事業費は約5億円。

 旧寮は昭和52年、学校から約4キロの距離がある香住漁港に近い香住区一日市地区に完成した。海洋科学科は県内全域から生徒を受け入れ、但馬地域外の男子は全員が入寮、女子は学校近くの民家に町の補助を受けて下宿している。

 しかし、男子生徒は雨や降雪時も自転車通学を余儀なくされていたのが実情。旧寮は建設から約40年が経過して老朽化、エアコンもなく手狭になった。同科の生徒は年々増加傾向にあり、新しい寄宿舎建設は同校の長年の懸案だった。

 渡辺保幸校長は「学校から離れた寄宿舎では、生徒たちの生活や健康面も十分に配慮できなかった。新寄宿舎は生徒の快適な住環境、学習につながる」と期待を寄せている。